最近紙面やインターネットを騒がしていた「
STAP細胞」。
「リケジョ」の言葉の浸透や、第四の万能細胞として大々的に報道されたのは約1ヶ月半前です。
一躍時の人となった「
小保方晴子」さん。
そこから1転、本日14日にはこんな展開になりました。
本日、理研で記者会見が行われる予定なのですが、その前に配信された朝3時の速報では、
小保方さんら撤回に同意 STAP論文、米共著者は反対 (朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
「STAP(スタップ)細胞」の論文に多数の疑問が指摘されている問題で、主要著者4人のうち理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB)の小保方(おぼかた)晴子ユニットリーダーを含む3人が、論文の撤回に同意していることがわかった。
と、今まで沈黙を続けていた小保方さんも
論文の撤回に同意したという内容が報じられています。
今回の論文の著者は合計14人で、そのうち10人が理研の発生・再生科学総合研究センター(CDB)のメンバー。
CDBのメンバーは全員同意しており、残りの主要著者4人のうち小保方晴子氏と、CDB副センター長の笹井芳樹氏、前CDBチームリーダーの若山照彦氏(山梨大教授)も撤回に同意したそうです。
小保方さんの博士課程時代の留学先かつ共同研究者の「チャールズ・バカンティ教授」(ハーバード大学)のみ撤回に反対しております。
論文Natureの方針としては、論文の取り下げには「著者全員の同意が必要」なのですが、「主要著者全員の同意」にて取り下げが可能になるとの事です。
また、Natureの編集部の判断にて撤回される事もあります。
現在CDBのメンバーがバカンティ教授を説得しているとの事ですが、バカンティ教授はNature論文に掲載されていた写真の疑問点の他に国内で報じられている論文の引用問題等を知らないと思うので、認識に差はあるのかもしれません。
STAP細胞は、iPS細胞等の万能細胞が核を操作して作られる事と異なり、「外部刺激のみ」で万能細胞を作り出す事が出来ると注目を浴びていた細胞です。
難病患者に兆しとされていて、理研でも大々的に広報をしていただけに、今回の撤回に至るにはかなりの調査と決断が必要だったと言えます。
主な撤回理由ですが、
小保方さんら撤回に同意 STAP論文、米共著者は反対 (朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
複数の理研幹部によると、撤回の理由は、STAP細胞の存在や万能性の証明が科学的に不十分になってきたと判断したためという。マウスの血液細胞からSTAP細胞ができたとする証拠への疑問や、万能性を示す写真が小保方さんの博士論文から流用された疑いなどが指摘されていた。
との事です。
学部・修士課程の論文でも、正しさの証明が出来なければ卒業等は出来ない、博士課程論文は通らない、Natureの審査員にはまずrejectされるはずという事が科学の世界なはずです。
【小保方さんの論文は正しかったのか?】そして、【STAP細胞自体は本当だったのか】という事を本日の会見で説明してくれる事を期待します。
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2014-03-14 08:45
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